みなさんこんにちは。fmです。

最近お洒落な輸入車界隈で話題になっているカーブランド、DSをご存知でしょうか?

シトロエンとの関係など、おそらくクルマ好きの方はバッチリでしょう(笑)しかし、最近クルマ探しの延長で色々調べてはじめて知った方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回はDSがどんなブランドなのか、そしてその魅力に迫りたいと思います!

DSブランドの現在の詳細

正式名称: DSオートモビルズ

本社所在地: フランス パリ

CEO: イヴ・ボネフォン

設立: 2014年6月1日

親会社: グループPSA

DSオートモビルズの前身は、フランスの大手自動車メーカー・シトロエンの高級サブブランドです。そのサブブランドが、DSオートモビルズという独立したブランドとして生まれ変わったのです。

そのため生産車両は、シトロエンブランドのDSラインとして生産されたものと、DSブランドとして生産されたものの二種類があります。

それぞれエンブレムやグリルの仕上げなど細かい仕様が異なっています。

ちなみに親会社は、プジョーやシトロエンを主とするグループ企業、グループPSA。

ブランド名の由来とその経緯

DSとは、1955年にデビューしたシトロエンの名車DS19を所以としたネーミングです。

DSは、まるで雲のような乗り心地を実現するサスペンション・ハイドロニューマチックに始まり、当時の最先端の技術とデザインで仕上げられ、当時の人々を魅了したのです。

DSの生産終了後は、高性能GTとしての後継にシトロエンSMが開発されますが、象徴的なDSの名は過去のものとなってしまいました。。

ところが、シトロエンは2009年2月のジュネーブモーターショーにて、再びDSを名乗る車を発表します。シトロエンC3をベースとしたDS3です。

シトロエンの通常ラインとは異なり高級路線を打ち出すラインとしてこの時、DSの名が復活したのです。

DSラインとして複数車種を展開し、2015年には独立したDSオートモビルズというブランドを立ち上げるに至りました。

どんなクルマがあるの?

フランス流ラグジュアリーを標榜するだけあって、コンパクト〜ミドルサイズながらも、デザイン性に溢れ非常に作り込まれたクルマを展開しています。

これまで、シトロエンブランドからDSに移行し販売されたDS3、DS4、DS5の国内販売は終了しました。

日本における現行モデルは、DS3 CROSSBACKとDS7 CROSSBACKです。

①DS3 CROSSBACK

全長4120mm×全幅1790mm×全高1550mm

プラットフォームは、電動化を見据えて新設計されたCMPです。

3グレード展開ですが、搭載されるエンジンは1.2L 直列3気筒ターボエンジンで統一され、アイシン製8速ATが組み合わされる。

標準装備されるリトラクタブルドアハンドルは、スマートキーを持ち車に近づくと自動でハンドルが出てくるシステム。

イギリスのスポーツカーメーカーのアストンマーティンや高級EVメーカーのテスラなどに採用されているプレミアムな仕様です。

インパネに装備される7インチタッチスクリーンは、Apple CarPlayやandroid autoにも対応しているそうです。スマホの地図アプリが利用できるので便利ですね。

また上級グレードには、オーディオにフランス・FOCAL社の12スピーカーサランウンドシステムElectraを搭載しています。ちなみにこのFOCAL、ALPINE A110にも搭載されているメーカーですね。

メーター周りはフルデジタル仕様となり、上級グレードではヘッドアップディスプレイが装備されるなど先進性もバッチリです!

②DS7 CROSSBACK

全長4590mm×全幅1895mm×全高1635mm。現在はDSのフラッグシップに君臨するミドルサイズのプレミアムSUVです。

エンジンは1.6 L 直列4気筒、 2.0 L 直列4気筒 ディーゼルの二種類が搭載され、それぞれ225ps、177psを出力します。トランスミッションはDS3CROSSBACKと同じくアイシン製8速ATです。

特筆すべきは高性能なACC(アダプティブクルーズコントロール)機能。DSではコネクテッド・パイロットと呼び、DS7全グレードに標準装備されています。

その精度は、メルセデスベンツの上位モデルで採用されるクルーズコントロールと同様とも言われています。

かつてDS19がそうであったように、DS7には他にもさまざまなギミックが盛り込まれています。

多くのおしゃれなクルマには取り付けられるアナログ時計。DS7 グランドシックでは、フランスの高級時計ブランドB.R.M.のアナログ時計が輝きます。
エンジンスタートとともに、くるりと迫り上がってくる面白い仕組みです。

時計のベルトを思わせるシートのデザインは、フランスのラグジュアリーブランド・シャネルの名作時計をモチーフにされたとも言われています。

エクステリアデザインの最大のハイライトは、ヘッドライトユニットでしょうか。

DSの往年の革新的技術といえば、ハイドロニューマチックがありますが、DS7ではハイドロニューマチックの血を受け継いだ技術が取り入れられました。

それが、DSアクティブスキャンサスペンションです。カメラで前方の路面状況をスキャンしダンパーの減衰力を調整することで、しなやかな乗り心地が実現されています。

正直にいうと、少しやりすぎ感と言いますか、アバンギャルドなデザインにアクが強く感じてまうデザインに思えるところはあります。

しかし、DS19が発表当時世界の度肝を抜いた通り、先進的なギミックを盛り込み、奇抜とのギリギリのラインを攻めた仕上げがなされたことを考えると、そのDNAは現代に見事に受け継がれているのではないでしょうか。

今後も目が離せないDSブランド!

現在では上述の二車種のみですが、独立ブランドとして今後の展開拡充に期待が高まります!

ちなみにDS3 CROSSBACKのプラットフォームは電気自動車への流用を見越して開発されたもので、欧州ではDSブランドのプレミアムEVとしてDS3 CROSSBACK E-tenseの予約が開始されています。

今回の記事でDSを次期マイカー候補となった方は是非、公式サイトや中古車サイトをご覧になってみてくださいね!

長々と書きましたが、ここら辺で失礼したいと思います。

それではまた!

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