みなさん、こんにちは。

当メディアでは、上質なライフスタイルをお届けするべく、さまざまな情報を取り上げております。

クルマというのも、あなたの日常を彩る一つのツールであることは間違い無いでしょう。

もちろん読者の皆様は、『遊べる軽!』や変にギラついたお顔の国産ミニバンなどはナンセンス!という方が多いのでは無いでしょうか。

たかがクルマ、されどクルマ、ただの移動手段ではなく、ライフスタイルを格上げしてくれる存在であるはず!

『お洒落で、走りも楽しめるクルマ』という括りで見ると結構存在しますが、クルマ好きならずとも誰もが憧れるクラシックカーとなると、維持の心配が出てくるかと思います。

しかし、世の中にはクラシックカーの雰囲気と、比較的現代的(?)な機関系を併せ持つ、ハイブリッドなクルマもいくつか存在します。

その一つが本日ご紹介する、アルファロメオ・スパイダーです。

アルファロメオ・スパイダーは1966年に製造が開始され、その後数多くのモデルチェンジを経ており、型式では大きく、105・115系、916系、939系の3つに分けられます。

今回取り上げるのは、初期の1960年代のクラシカルな雰囲気を湛える105・115系の最終型、シリーズ4(Sr.4)と呼ばれるモデルです。

1960年代のデザインがそのまま受け継がれた⁈美しきスパイダーSr.4

低く流れるようなボディに丸目ライトがチャーミング!

105系のスパイダーが誕生したのは1966年。

しかし、その最終系であるシリーズ4が販売されていたのは、1990〜1993年。

なんと27年間も、大きなモデルチェンジを経ずに販売され続けていたのです。

初代をデザインしたのは、フェラーリやマセラティなどの名車を数々手掛けてきた、イタリアの名門自動車デザイン企業・ピニンファリーナ。

流麗なボディは、まさに歴史に名を残す名車の風格を漂わせています。

初代シリーズ4の違いは?

初代とシリーズ4との違いは大きく3つです。

一つはエンジンの違いです。

初代はキャブレターであったのに対し、シリーズ4では、現代の車のエンジンと同様のインジェクションとなっています。

次に、デザインの違い。

初代は、フロントの弧にしっかり収まるバンパーと、リアはまるで小舟のような雰囲気を称えるボードテールというデザインが採用されていました。

また、フロントライトにはライトカバーが装着されているのも初代の特徴です。

ダスティン・ホフマン主演映画『卒業』に登場するクルマとしても有名ですね。

対してシリーズ4は、1990年代にはやった少し出っ張ったデザインのバンパーを備えています。リアのライトも、当時のアルファロメオのフラッグシップセダン164と類似のデザインです。

3つ目の違いは、快適装備の有無です。

初代は、60年代のクルマよろしく、快適装備といえるものはほぼありません。

シリーズ4では、あんな見た目ながら、パワーウィンドウ、エアコン(クーラー+ヒーター)、オーディオシステムが搭載されています。

まさに「日常使いができる」クラシックカーと言えます。

美しいデザインと、吹け上がりのいいエンジン!

読者の皆様も同意かと思いますが、クルマ選びで大事なポイントは、デザインや快適性だけでなく、その走り。

むしろこれがメインと言ってもいいほど大きいウェイトを占めるポイントです。

115系スパイダーSr.4は、この点においてもバッチリです。

アルファロメオ伝統のツインカムは吹け上がりもよく、回して楽しめるエンジンです。

60年代と同じ作りのアルミヘッド。

2リッターの古いエンジンなため、パワーが有り余るようなフィーリングではありませんが、運転する楽しみを教えてくれる、そんな存在です。

意外とお手頃で維持も楽

さて、スパイダーSr.4の魅力をたっぷりお伝えしてきましたが、やはり気になるのは、相場と維持費についてでは無いでしょうか。

2020年9月現在、Gooネットには、スパイダーSr.4が5台掲載されており、価格帯は支払い総額で122〜193万円です。

いかにもクラシックカー然とした佇まいから、ある程度の覚悟をしてしまいますが、意外と拍子抜けするお値段。

維持に関しては、インジェクション故にメンテにあまり手がかからないという、現代性ゆえのメリットと、60年代と共通の簡単な構造ゆえの複雑な故障が起こりにくいというメリットがあります。

やはりある程度年式の古いイタリア車ですので、幾らかの故障はあって然るべきという認識は必要ですが、115系はパーツが広く流通しているため、修理費やパーツ探しに膨大な金額が飛ぶ事はなさそうです。

手ごろなクラシックカーで、毎日を楽しく!

近年中古車市場の玉数も減っていているスパイダーSr.4。

人気のデザインなだけに、今後さらなる値落ちもなさそうですし、なによりこの雰囲気とエンジンをこの価格で楽しめるのは、バーゲンセールでは無いでしょうか?

是非いい個体を見つけたら、検討してみてくださいね!

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